緻密!現代文スキルアップにはコレ!
こんばんは、中の人(@mAjorstep_jp)です。娘の歯の状態が芳しくなく毎週のように通院している関係で先々の予定が立ちません。長野の実家へ帰省をしたいと考えていますが、激混みの新幹線に乗らねばならないかもしれず、気持ちが萎んでいます。年末は自宅でドラえ○んの映画上映会でもしようかな、と検討中です。実家は寒いし、近所にクマ出たしまあいっか!の気持ちで臨機応変に楽しみたいと思います。
さて、年始には楽しい企画が待っています。すでにお申し込みいただいた方多数!
小論文の添削は国語科のみならず、他の教科の先生も行うことがありますので、ぜひ職員室で宣伝いただけると嬉しいです。
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(中の人):根岸先生! もう今年も残すところ2週間足らずしかありませんよ。今年最後に小論文・現代文の指導スキルを学ぶ会の会員の皆様にお届けする参考書レビュー、何しましょうか?
(根岸先生):早いものですね。記念すべき参考書レビューのトリは「鈍器」にしましょうか。
(中):ど、鈍器?
(ね):はい、このように分厚い参考書のことを私は「鈍器」と呼んでいます。ブライダル業界の鈍器「ゼクシィ」が有名ですね。最近発売された現代文読解の鈍器はこちらです。土井諭先生と中崎学先生の『CODEX【コデックス】現代文精撰問題集』です。
(中):確かに分厚くて凶器になりそうではありますが(笑)海外の本並みですね。
(ね):まさに海外のペーパーブックのようですね。このように自立する参考書はなかなかありませんね。しかも、驚きなのは10講だけの掲載なのにこんなに分厚いんです。フォーカスゴールドや青チャなら数百問載っていますよ。イメージできますでしょうか
(中):10講と問題集が別冊になって構成されていますね。ボリュームたっぷりなのが見てとれますね。では、この『CODEX【コデックス】現代文精撰問題集』についてさらに詳しく解説をお願いします。
(ね):まあ、外観から何となく想像できると思いますが、先日レビューした『視える現代文』と同様に、というか『視える現代文』よりもさらに分厚いので読む体力が求められますね。
(中の人注:安達雄大先生の『「読める」「解ける」を可視化する 安達の視える現代文』の参考書レビューはこちら↓)
学習の全体像を念頭に、力をつける道筋
(中):分厚いですが、中を見てみると彩りよくてとっつきやすいデザインですね。
(ね):出版する方々は学習者の心理をわかっているので、できるだけ心理的なハードルを下げて親しみやすさをどう出すかということが、一つのテーマになりますよね。でも、これは単に見た目のデザイン性がある、だけではありません。学習デザインがしっかりと練られています。
(中):学習プロセスが明確、ということでしょうか。
(ね):まさにそうです。参考書の最初にシラバス的なものが載っています。まず、全体の概要を示し、「このタイミングでこの内容を身につけましょう」「このような順番で勉強しましょう」というように目標達成に向けて、学習者の成長に合わせた学習内容の設計図を、学習者が頭に入れて学習を進めることができます。
(中):学習のロードマップを最初に手にしてからダンジョンに進めるのですね。
(ね):ここまで学習の全体像、設計図をしっかりと示してから学習をスタートさせる参考書はなかなかありません。著者の土井諭先生、中崎学先生のご経験から作成されたこのような学習デザインを活用できれば合格に導けると自信をもって設計されているのが分かります。のシラバスと異なるのは評価法が載っていないくらいでしょうか。
必須知識は事前に身につけてから読解へ
(中):この参考書の特徴はズバリなんでしょうか。
(根):いろいろありますが、大きくまとめれば二つあります。