まずはここから!生徒に“自己分析”の意味を伝える
こんばんは、シン・中の人、一ノ瀬(@mAjorstep_jp)です。
9月に入り、朝夕の空気が少しずつ秋めいてきましたね。 一方で、学校現場はまさに文化祭シーズン真っ只中! 高校生の娘は、クラス企画実行委員とやらをやっているようで、毎日ぐったりして帰ってきます。クラス内のいざこざも多くなりがちなこの季節、清濁併せ吞んで、学びへと昇華して欲しいものです。先生方も、体調に気をつけながらこのシーズンを乗り切りましょう!
さて、今回から新シリーズ、「未来をひらく自己分析 ― 授業で使える5ステップ」と題し、現高1・2年生向けの自己分析の具体的な方法をお届けします。
このシリーズでは、実際の授業や講座等で活用できるように、「授業のねらい」と「授業アイデア」を含めてお届けして参ります。
第一回目は、生徒に自己分析の必要性を理解させることを目的とした内容です。ここから行う自己分析へのモチベーションを高め、価値あるものにしてもらうための大切な第一講です。日々の授業づくりに生かしていただければ幸いです。
授業のねらい
第1講のねらいは以下の2点です。
① 自己分析の必要性を理解させる
② 生徒に「やらされている感」ではなく、目的意識を持たせる
「自己分析をします」と唐突に言われても、生徒にとっては何のこっちゃです。見通しがあって、その重要性を理解している私たちからすると、この自己分析を今することが、どれだけ有用であるかは一目瞭然なわけですが、弱冠15、6歳の生徒たちにとっては、それを理解することは難しい。したがってまずは、自己分析の価値を徹底的に落とし込むことが大切です。
さて、ここからは全国数千教室の大手個別指導塾の総合型選抜対策で根岸先生が指導してい内容をサポメンのみなさまに特別にお届けいたします。
まずは根岸先生からのご挨拶です。
メイジャーステップの根岸です。X(TWITTER……って書くのも馬鹿らしくなってきましたね):@DiceK_Negishi
小論文塾メイジャーステップでは、大手個別指導塾の総合型選抜対策講座を担当しています。根岸が総合監修、講師としても動画に出演しています。また、教材はすべて根岸を中心に小論文塾メイジャーステップ教務部で作成、数十名の当塾スタッフから選抜された精鋭講師陣が指導にあたっています。一ノ瀬もその一人です。
そこで、ここからしばらくはその総合型選抜対策講座のうち、自己分析のさわり(俗語ではなく原義の方)を、指導経験豊富な一ノ瀬からお伝えしていこうと思います。何せ当塾一ノ瀬、今夏はとんでもない数の生徒さんを指導しています。特に今回お伝えする自己分析についてはほぼ一ノ瀬に任せていました。だから、一ノ瀬は自己分析指導のスペシャリストです。
根岸が監修した絶対合格のカリキュラムの一端をご紹介します。もしもっと知りたいと思ったら、近隣の大手個別指導塾で根岸の講座を受講してください。
今回は、そもそも自己分析をしなければいけないのはなぜか、自己分析はどのようにすればよいのかを知るところから。いきなり具体的な技術にいくのではなく、前提をしっかり確認してから先に進みます。
自己分析=自分自身の分析+……?
総合型選抜や学校推薦型選抜では、学力テストだけでは測れないその人の能力を発見したり、大学にマッチする人を獲得したりするために行われます。したがって、受験生は自分がその大学で学ぶのにふさわしい人間であることを大学に伝えなければなりません。
そのために、「志望理由書」や「自己推薦書」が重要になるわけです。
そして、そのためには、「自己分析」が必要になるのです。
まずはこの前提を生徒にしっかり理解させることが大切です。
また、この「自己分析」は、「社会分析」と不可分であることも同時に重要です。
理由は三つです。