#現代文作問勉強会202508レポート②
こんばんは、シン・中の人、一ノ瀬(@mAjorstep_jp)です。
2学期が始まってしましました。イベントも授業も「めじろおし」という言葉がぴったりの季節ですね。まだまだ暑い日が続きそうです。健康第一で、どうにか生き抜いて参りましょう!
さて、今回も#現代文作問勉強会202508の振り返りレポートをお届けします。実際の作問例を提示しながら、話題になった論点について取り上げて参ります。
2学期の定期考査の作問に役立てられるような、即効性のある情報をお届けします。
素材文の確認
今回の素材文は、柳宗悦「美の国と民藝」からの抜粋でした。(便宜上、4つの意味段落番号を振っています。)



今回は、第2段落の「宗教・道徳の観点からの再考」の部分を使った作問に絞って議論を深めていきたいと思いますが、みなさん、どのように作問するか、考えていただけましたでしょうか?
第2段落の要旨は、「宗教や道徳の教えは、奢侈より質素、傲慢より謙虚を重んじる。これを物に当てはめれば、貴族的な品が病的で不健全になりやすく、民衆的な品には健康で安定した美しさがあるといえる。したがって『貴族的=美の標準』とはならない。」といったところでしょうか。
どこに線を引いて、どんな設問にすれば、生徒の文章理解を深めることができるのか…