#現代文作問勉強会202508レポート①
こんばんは、シン・中の人、一ノ瀬(@mAjorstep_jp)です。
今年の夏も、甲子園をめぐる熱戦に全国が沸きました。沖縄尚学の初優勝や広陵の辞退など、印象深い出来事が続きました。沖縄尚学監督の「野球だけしにきた、ではダメ」という教育方針は大変感銘を受けるものでした。スポーツや学びの本質が「人を育てる営み」であることを忘れず、日々の教育を見つめ直していきたいものです。
さて、#現代文作問勉強会202508が盛会のうちに終了しました。ご参加くださった先生方、大変お疲れさまでした。ありがとうございました。一問、一問に対して深く議論が進められ、とても充実した勉強会となりました。そして何よりも、先生方が楽しそうにキャッキャウフフしている姿が印象的でした。
今回はご参加が叶わなかった皆様にも、勉強会での学びを、ほやほやの状態でお届けできるよう尽力してまいります!
素材文~柳宗悦「美の国と民藝」から~
今回の素材文は、柳宗悦「美の国と民藝」からの抜粋でした。(便宜上、4つの意味段落番号を振っています。)



ざっとご覧になっていかがでしょうか?全文は、青空文庫からお読みいただけます。
今回ご参加の先生方は、おおむね高校2年生の定期考査実力問題を想定して作問をされていました。
「民藝品こそが美しいのだ!」と声高に叫ぶような、主観的な断定を含んだ随筆よりの評論文です。
「論の進め方が嫌だー」「筆者の意見が理不尽だー」と、かなり癖のある文章に苦言を呈す先生方もおられました。果たして生徒に向けてどんな問題を設定すれば、文章への理解を深めることができるのでしょうか。
さて、この素材文、みなさんならどのような作問をしますか?今回は、その中でも第2段落の「宗教・道徳の観点からの再考」の部分を使った作問に絞って議論を深めていきたいと思います。
今回の話題
今回取り上げられた話題は大きく以下の3点でした。
①字数制限はつけるか、つけないか。つける場合、どのような基準でつけるか。
②字数指定の抜き出しか、記述か。はたまた選択肢か。
③傍線はどこまで引くか。
それぞれについてはまた詳しく述べるとして、これらを意識したとき、改めて、みなさんなら第2段落「宗教・道徳の観点からの考察」からどのような作問をなさいますか?
この部分の作問が、今回ご参加の先生方の間でもかなりバリエーションがついたところです。
次号では、争点となった設問について、具体的にお届けして参ります。
ここからは根岸先生に筆をお取りいただきます。根岸先生、よろしくお願いします。