安達先生に聞く!“読める・解ける”を可視化する現代文指導の核心
こんばんは、シン・中の人、一ノ瀬(@mAjorstep_jp)です。
早いもので、2025年が終わろうとしています。一ノ瀬は特筆すべき肩書もない平凡な人間です。こんな私が、ここまで楽しく、ニュースレターをお届けできたのは、読んでくださる皆様がいてこそです。ありがとうございます。引き続き、日々生徒と接する中で感じる疑問や、中高生を育てる親としての目線を大切にしながら執筆していきます。よろしくお願いします。
今号は年の瀬にふさわしい、読み応えたっぷりのニュースレターとなっています。ぜひ最後までお楽しみください。
β版で大好評の参考書レビューについて、サポメン版ではなんと!著者の先生にインタビューをし、その内容をお届けしています。前号に引き続き、『「読める」「解ける」を可視化する 安達の視える現代文』の著者である安達雄大先生のインタビュー(後編)をお届けします。
前号のサポメン版記事では、“先生向け”に『「読める」「解ける」を可視化する 安達の視える現代文』をどう生徒に勧め、どう使えばいいのかを具体的に紹介しています。まだの方はぜひこちらから!
安達雄大先生のインタビュー後編では、「“読める・解ける”を可視化する現代文指導の核心」についてをお届けします。現代文を教える側として、どのようなことを大切にすればいいのか、安達先生は教育観や指導観についてどのような考えをお持ちなのか、伺いました。
理解を言語化する
───安達先生が「読める」「解ける」の両方を可視化するというコンセプトを立てた背景には、どのような教育観・生徒観がありましたか。
安達先生:
ここまでにお答えしてきたことと重なるのですが、僕が「現代文」で何よりも大事だと思っているのは、自分が読んだもの、分かったことを言語化することです。僕は、「文章を読む」=「文章を説明できるように言葉で頭に取り込む」という等式を出発点に据えて、授業を設計しています。こうしたことを、この本のタイトルにある「可視化」という言葉で表現したつもりです。