小論文・現代文の指導スキルを学ぶ会(β版)が伝えたいこと

根岸のキャリア紹介と、だからこそ伝えられること。
根岸大輔|小論文塾メイジャーステップ 2024.11.26
誰でも

根岸大輔です。 Twitter:@DiceK_Negishi

前回、「小論文・現代文の指導スキルを学ぶ会(β版)」を立ち上げた思いをお話ししました。

今回は根岸のキャリアを紹介しつつ、今後発信する内容の大枠をご説明します。

「小論文・現代文の指導スキルを学ぶ会(β版)」でどんなことを学ぶのか、イメージしてくださるとうれしいです。

◆ 勉強しなくてもそこそこできた子ども時代

幼いころから勉強はそこそこできました。中学校まではほぼノー勉で学年5位以内。さすがに高校では行き詰まり高2は英語と数学で赤点を取りました。高3からはちゃんと授業を受けるようになり、学年の上位20%くらいには入りました。そのまま何となく受験して、第1志望の筑波大学比較文化学類に合格しました。

記憶力と読解力、要領のよさ。

それだけで大学受験まで乗り切ってしまったんです。

マーク模試の英語では、単語文法はエンピツ転がすレベルなのに読解は満点外さない。だって読めばわかるじゃないですか。

社会は文系地理選択で日本史の授業は毎回内職なのに、定期テストはクラス2位。直前に教科書読めばなんとかなるじゃないですか。

だからこそ、教える仕事を始めて要領のいい勉強法を教えられたんだと思います。

問題行動を起こすタイプではありませんでしたし、お勉強もできたので、小学生のころから年に1回は学級委員をやらされてました。あとは合唱の指揮者とか、劇のナレーターとか。人前に立って何かしたり、話したりする経験はやたらたくさん積んできました。 だからですかね、初めて塾の授業をしたときも、物おじせずに黒板の前に立てたように記憶しています。

だから、要領よく短時間で成長する方法はよく知ってます。 そういうのをさっさと身につけて、先へ進んでほしいのです。

根岸がやりたいのは、スタートダッシュの背中を押すこと。より大きな飛躍の「はじめの一歩」を踏み出してもらうことなのです。

◆ あまり意識せず自然と教えられた学生講師時代

大学2年生の夏期講習から塾講師をアルバイトを始めました。 研修は1ヶ月半。模擬授業は1回か2回、特に何も言われることなく夏期から授業が入ってた、という感じのデビューでした。今思えば、即戦力扱いでエース講師が抜ける校舎に配属されたのだと思います。でも、成長はあまり感じなかった。しょせんバイトですから。成長しようなんてあまり思ってませんでしたし。

◆ 指導スキルが飛躍的に成長したN時代

新卒で中学受験塾の日能研に入社しました。当時の日能研はOJT3か月ののち教務社員は本部で半年研修期間がありました。なんという贅沢。 全社員講師の授業を見学し、授業後に飲みに連れて行ってもらって授業哲学を聞きました。 そういう経験を基礎に現場で教えた経験から、教え方、国語的な見方・考え方を身につけました。

実は、根岸は現場で鍛えられたたたき上げなんですよ。どうでしょう、意外ですか?

もちろん現場経験も自分を成長させてくれたと思うのですが、もう二つ大きな影響をうけたものがありました。

入社年度からNが認知心理学的アプローチで指導するプロジェクトが立ち上がりました。新卒でなぜかそこに放り込まれまして、元東大の市川伸一先生をお招きした場に呼ばれて(このおじさん誰……?)と思いながら話をうかがい、本を読んだり現場で実践したりしました。退社するまで社内の最前線にい続けた経験は、かなり大きかったですね。 学習方略の重要性はこの時期に身につけました。

そしてもう一つ。2005年に産業カウンセラーの資格を取りました(お金払ってないので失効しましたが)。 カウンセリングの基礎と労働法制(もうずいぶん変わったけどね)を学んだことも大きかったですね。つまり、

現場での指導スキル × 認知心理学・学習方略 × カウンセリング = 30代初めの根岸

こんなふうに成長してきました。

◆ 問題解決スキル・クリティカルシンキングを学んだ大学院時代

転職してビジネス・ブレークスルー大学院大学(現ビジネス・ブレークスルー大学大学院)の講座制作ディレクターになりました。20年以上前に完全オンライン、講義動画配信、オンラインディスカッションという教育システムを考えた大前健一さん、先見性すごすぎる。

大前さんの元部下が教授陣の多くを占めます。元マッキンゼーのトップレベルのコンサルタントの先生方にタジタジになりながら仕事してました。正直、人生で一番しんどかった時期です。

でも、問題解決スキルやロジカルシンキング・ライティングのコンテンツを作りながら学ぶことができたのはとても幸せでした。つまり、

30代初めの根岸 × ビジネススキル = 30代半ばの根岸

また一つ成長したのでした。

◆ 気づいたら小論文の先生になっていた

学生時代に小・中学生、新卒で小学生、転職して社会人・大学院生・大学生の教育に携わりました。

残るは高校生、高卒生です。 30代後半、未経験の大学受験指導に進出します。

教え始めて数年、突然言われました。

「根岸先生には来年から現代文以外に小論文も指導していただきますが、大丈夫ですか? テキストも作ってもらいます」

大学受験の小論文なんて教えたことないし、大学受験で小論文使わなかったので、どうしたらいいか全くわかりません。でも、そう言われたら「大丈夫です」と答えるしかないですよね。さて、どうしようか……と考えているときに、ふと思いつきました。

大学院で学んだことを教えればいいじゃん!

さっそく過去問を研究しながらあの頃学んだことを取捨選択、アレンジして体系化して授業に臨みました。

2016年、エッセンスを動画にして学びエイドでリリース。

2018年、完全オリジナルの演習問題をリリース。

2019年、演習問題が学研の編集者の目に留まって、『身近なテーマで考える力をやしなう 小論文はじめの一歩』を出版。

2020年、「授業をしない塾」でおなじみの武田塾で小論文特訓の添削動画を配信開始

 2023年、高校17校で講演し、約5,000人の志望理由書や小論文を添削。

学びエイドの動画リリースから6年。気づけば小論文の先生としての露出が非常に多くなりました。 小論文の指導スキルもいろいろお教えできるでしょう。

このように、

30代半ばの根岸 × 小論文指導スキル × 動画制作技術 × 作問技術 × 講演技術 = 今の根岸

たくさんの指導スキルを身につけてきました。根岸のキャリアだから、届けられること

  • 現場での指導スキル

  • 認知心理学・学習方略

  • カウンセリング

  • 教育に活かせるビジネススキル

  • 小論文指導スキル

  • 動画制作技術

  • 作問技術

  • 講演技術

小論文・現代文を軸に、こうしたスキルをたくさんお伝えしていきたいと考えています。「小論文・現代文の指導スキルを学ぶ会(β版)」会員の皆様、ご期待ください。

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