根岸先生の定番教材作問テク
こんばんは、中の人(@mAjorstep_jp)です。なんだか天気が不安定ですね。この間の連休に雨でも出かけようと商業施設に行ったところ、ストリートピアノがありました。楽器店協力の企画だったので音響もバッチリのいい環境だったので、娘に弾いてもらいました。
拙くても最後まで弾ききって、たくさん拍手をもらい満足気でした。音楽をする人って基本自他ともに厳しい人が多いのですが、温かい目で見てもらって、発表会も近いのでいい経験になりました。夫も娘もピアノを弾いているので、つられて楽譜を購入しました。一緒に上達していきたいです。
さて、今回の記事は定期考査を前提に、なんと定番教材を素材文にした作問の仕方を根岸先生に伺いました。作問勉強会では、一度だけ行いましたがニュースレターでお伝えするのは初の試みです。
その定番教材とは三省堂の現代文『高等学校 国語総合』、第一学習社の『高等学校 現代の国語』の教科書に載っている評論文、『ものとことば』(鈴木孝夫 著)です。こちらは岩波新書の『ことばと文化』から掲載されたものです。
Zoomを通して、勉強会さながらにシン・中の人と二人で、濃密な作問ライブを拝見しました。とても贅沢な学びの時間でしたので、その様子をβ版とサポメン版に分けてお伝えします。
なんとサポメン版では選択肢の作り方をいくつかのパターンに分けて、複数の問い方を具体的に知ることができます。
では、先生方もお持ちの教科書を片手に根岸先生の「作問実況」をご視聴ください。
作問の順番、まずはこれから
さて、これから作問をはじめますが、これから作る問題は定期考査であると想定して行います。つまり、授業で何をやったのかが当然先にきます。
私もこちらの素材文を授業で扱った経験はありますが、遠い昔の記憶の中です。このような授業をしているはずだという想定をして、「定期考査だとここに注目するとよい」という話ができたらと思います。
まずですね、どこから手をつけるか問題です。
これは、以前#現代文作問ライブ202401 にご参加された先生方はご存じですよね。
流派の違いが出ると思いますが、私は知識問題から作ります。
国語において力をつける際に、何が重要かをまず考えたときに、文章読解をやるのは当然です。それにくわえて語彙や漢字をきちんと身につけることが大切だとも考えています。
漢字対策の参考書を多くの学校は採用していますし、語彙は参考書を使っていて、そのなかから問題を出すこともあるでしょう。また、意味調べのプリントやノートを作るという指導をしている先生もいますよね。まずはそこから問題を出す、テストでそれらの語彙が身についているかを確認することが必要です。
もし、現代文の作問をして、その文中から語彙や知識の問題を出題するなら、文章読解に深く関わらない箇所から問題を作っていきます。
授業設計の段階だけでなく、素材文を読んでいくと読解の方向性がある程度決まってきます。そのため、読解の中心となる部分、つまり問題の中心から外れそうな場所から語彙の問題を出題します。
これはある程度経験を重ねていくと見当がつくと思いますが、候補になりそうなものを片っ端から線を引いていくとよいですね。
このように、言葉の問題として出したい問題から検討します。先ほども申し上げましたが、おそらくこのスタイルは少数派なのではないでしょうか。
これは私の経歴に関わります。私は中学受験国語の指導からキャリアを本格的にスタートしました。中学受験の漢字書き取り問題は原則として5年生で習った範囲までしか出せないんです。そうなると漢字・語句の問題を作れる表現が限られてしまうため、いかに読解から外しながら、語彙を問う問題を作るかが癖になっているのだと思います。
論と例の読み分けをした場合、例のところから知識問題をとる方が容易です。核心に触れるところを語彙の問題にするのはもったいないもんな……と考えながら文を読み進めます。
素材文を読みながらカテゴリ分け
中の人です。根岸先生の解説を聞きながら、先生の作問している様子を覗いています。
先ほど根岸先生がおっしゃったように、語彙が問えそうなところに先に印をつけています。でも、実際には文章を読み進めながら、知識問題に使えそうなところだけでなく、鍼灸師がツボをすぐに見つけるかの如く、素早く文章をカテゴリ分けしています。(早業)