偏差値アップ! アウトプット学習法と成功事例
こんばんは、中の人(@mAjorstep_jp)です。石油の問題が生活への大打撃となって襲いかかってきます。Xで銭湯のお湯を沸かすための燃料が不足して一時休業する、というポストを見ました。(結局他の企業の協力があり、休業は免れたようですが)「戦争と銭湯が?」と意外な方向から気づかされました。
野菜を育てるにしても、重機の燃料・肥料・マルチの生産(プラスチック製のため)と、石油と密着しているそうです。生活に関わることと石油は切っても切り離せないということを再認識しました。値上げ待ったなし。一主婦として、こんなにため息の出ることはありません。
さて、不安は尽きませんが、今回も生徒の学習指導に役立つ#学習方略の原則 シリーズです。
(中):根岸先生、前回の記事では「目的合理的に考えること」と「最短ルートの設計」という観点から学習方法について伺いました。
今回はこちらの#学習方略の原則 についてお聞かせください。
友人との教え合いの有効性。わからなかったら友人に聞け。わかってない友人に説明せよ。これは「説明する側」の方の学習効果が高い。人に説明するには相当な理解が必要。そこに達するための大事な方略なのだ。
(ね):これは本当に重要な学習方法です。セルフレクチャーという言葉がありますが、これは「自分で自分に説明する」という意味です。多くの学習者は授業を受けた後、ノートを見返したり単語を調べたりして復習を終えます。しかし、それだけで本当に理解しているかというと、実はかなり怪しいことが多いんです。
(中):確かに、「分かったつもり」で終わってしまうことはよくありますね。
(ね):そうなんです。本当に理解しているかどうかは、自分の言葉で説明できるかどうかで判断できます。だから復習のときには、学んだ内容を自分で説明してみることが大切です。声に出して説明すると、どこで言葉に詰まるのかがはっきり分かります。その詰まったところが、理解の甘い部分です。
(中):さらに学習効果を高めるためにはどうしたらよいですか?
(ね):そうですね。相手がいると、説明の精度が一気に上がります。ぬいぐるみでも推しのポスターでも構いませんが、できれば友人に説明するのが一番効果的です。同じ内容を勉強している相手なら話の流れも共有できますし、「それってどういうこと?」と質問してくれることもあります。
(中):質問されることで、自分の理解が試される、と。
(ね):そうです。このやり取りがあると、理解がかなり深まります。実際にこの方法で成績を大きく伸ばした生徒もいました。
(中):説明すること自体が学習になるわけですね。理解度をアウトプットの出来次第で図ることができそうですね。
(ね):そうですね。説明する側は理解を整理できますし、聞く側も新しい視点を得られます。お互いにとってメリットがある、いわば学び合いの関係が生まれます。
学習というのはどうしても孤独になりがちですが、こうした方法を取り入れることで、理解の深さは大きく変わります。
効果は如実!アウトプットの威力は絶大
(中):先生が教えていて、説明による学習効果を示した事例はありますか?
(ね):ちょうどピッタリのいいエピソードがありますよ。予備校時代の私の教え子です。
(中):おお! 先ほどおっしゃっていた「成績を大きく伸ばした生徒」のお話でしょうか? その生徒のプロフィールはどのような……?
(ね):千葉県内の予備校で教えていたSさんという生徒がいました。彼女は地域でも上位の進学校に通っていましたが、国語の成績がなかなか伸びませんでした。英語は偏差値70を超えるほど得意でしたが、国語は偏差値50前後で伸び悩んでいたのです。
(中):国語だけが凹んでいる成績だったんですね。誰しも不得意はありますが、受験に国語はついてまわるからなかなか苦悩しそうですね。
(ね):Sさんもそれはそれは悩んでいました。英語は上位校を狙えるレベルの実力の持ち主なのに国語が完全に足を引っ張っている状態ですね。
Sさんは当初、国語はとにかく文章をたくさん読んで問題を解けば力がつくと思っていたようです。
(中):他の教科同様、がむしゃらに取り組めば成果が出る! と考えていたんでしょうね。
(ね):勉強の素地は整っている生徒でしたし、物量さえあればきっと実を結ぶと思っても仕方ないと思います。
しかし私の授業を受けるなかで、読解の方法や背景知識の重要性を学び、国語の勉強の仕方に対する考え方が大きく変わりました。
文章の内容を理解するためには、社会や思想に関する知識も必要になるということに気づいたのです。
(中):根岸先生は、問題の文章の解説だけでなく、関連テーマについても授業内でよくお話しされてますよね。グッと引き込まれたんでしょうね。
(ね):そうすると関心が高まるし、必要な知識も身につくような「合格への最短ルート」を達成できる授業設計を心がけていますから。でも、今回お話ししたかったのはそこじゃありません。Sさんの場合は、私の力ではないんです。
(中):根岸先生の授業力の高さだけでない、と。