指導者は最短ルートへの案内人を目指すべし
こんばんは、中の人(@mAjorstep_jp)です。
春休みがもうすぐ到来しますね。桜の開花予報があり、友達家族とピクニックにいく予定とちょうど被っているのでとても楽しみです。桜シーズンにキャンプもいいなと思って、ずっと予約サイトと睨めっこをしています。
来年度で娘も幼稚園生活は最後となりました。市民吹奏楽団に入っていると、もう子育てを終えているか終盤に差し掛かった方が多く、「この時期は本当にあっという間だよ」と聞いてはいたのですが、本当でした。最後の一年を親としても噛み締めていきたいです。
さて今回の記事は、前回の記事の続きです。 学習のスタートに最適なこの時期に、最初に考えるべき「学習目標の設定」をテーマに、根岸先生こちらの「#学習方略の原則」の背景を語っていただきました。
目的合理的に考えよ。目的への最短ルートを考えることが重要だ。「勉強は苦労することが大事」という言葉には耳を貸すな。必要のない苦労なんてする必要がない。目的への最短ルートを探せ。指導者はそれをもっている。
前回の記事はこちらから
目的への最短ルート≠最効率?
(中):根岸先生、前回は「目的合理的に考える」という学習の基本的な考え方について伺いました。
(ね):はい。ざっくりとまとめれば目的と目標を区別し、目的に対して理にかなったステップを設定することが重要だというお話でしたね。今回は何について話しましょうか。
(中):今回は#学習方略の原則 の後半にある、「最短ルート」という考え方についてもう少し詳しく教えてください。原則のなかでは「目的への最短ルートを探せ」とありますが、これは「効率よく勉強する」という意味と同じなのでしょうか。
(ね):実はそこが少し誤解されやすいところなんです。最短ルートと効率というのは、必ずしも一致しません。一見すると矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、学習の現場ではよくあることです。
(中):もう少し具体的に教えていただけますか。
(ね):例えば現代文の語彙を覚えるときに、最も「効率的」=「無駄なく」学習できるという意味であれば、キーワード集で学習することが挙げられます。これは整理されているので、短時間で多くの語彙を学ぶことができます。そういう意味では効率的な方法です。
ただし、それだけで十分かというとそうではありません。実際試験に出題される文章のなかには、参考書に載っていない言葉もたくさん出てきます。ちなみに根岸は『現代文キーワード読解』(Z会)を初級編、初学者向けだと紹介しています。
(中):たしかに、参考書の語彙だけでは読解が追いつかないこともありますよね。
(ね):そうですね。もし本当に語彙力を高めたいのであれば、文章を読んでいて出会った知らない言葉を一つひとつ調べていく必要があります。ただ、この方法は学習者にとってかなり負荷が大きい。すべてを自力で処理しようとすると、途中で挫折してしまう可能性もあります。
いらぬ苦労はしない。マイルストーンを指導者に求める
(中):読解の事例でいえば、読解の練習を重ねたいのに、分からない言葉が出る度に調べる作業が入ると、投げ出したくなるぐらい嫌になりそうですね。ジレンマが発生します。
(ね):語彙が少ない受験生の場合は、そこで指導の工夫が必要になるわけですね。本来なら、ミスしたことはミニノートにまとめていこう、失敗は武器にしていこうと話しますが、その段階にはありませんね。
(中):うーん。目的には一歩一歩近づいているんでしょうし、自力の方が底力がつくでしょうけど、気が遠くなるし。この場合はどうしたらいいんでしょうか。
