文法は「読むための補助線」—著者に聞く『古典文法パターンドリル』活用法
こんばんは、シン・中の人、一ノ瀬(@mAjorstep_jp)です。
気象災害が相次いでいますが、みなさま無事にお過ごしでしょうか。休校措置などの対応の追われた先生方も多いと思います。今後はこのようなことが多くなるのだろうな…と思うと、臨機応変にオンライン授業をする・受ける体制を整えたいものです。
さて今回は、文英堂から刊行された『高校古典文法 パターンドリル 超基礎編』について、著者の石山貴裕先生にお願いをし、アンケートにお答えいただきました。その内容についてお届けします!
β版では主に、教材づくりのこだわりをお伝えしました。
サポメン版では、実際に学校現場でこのドリルをどう使えばよいのかを詳しく伺いましたので、たっぷりお伝えしていきます!
「入試で古文が必要な生徒」のためだけではない
Q.「超基礎編」というタイトルですが、どのような生徒に使ってほしいと考えていますか?
(石山先生):──言語文化で古文を学ぶうえで、文法事項をわかって読んだほうが、文章の解像度は上がります。「どういう問題集があったら、その解像度を上げられるだろう」と考えて作りました。使う生徒像としても、「入試で古典が必要な生徒」ということを特別に想定したわけではありません。
言語文化を学ぶ生徒だったら、みんなに使ってほしい。
そういう気持ちで作っています。
この回答は予想してなかったので、個人的にもかなり印象に残ったところでした!「古典文法のドリル」というと、どうしても入試対策と考えてしまっていましたが、石山先生の出発点はそこではありませんでした。文法を知ることで、古文を読んだときの「解像度」が上がる。つまり、文法を単独の知識として覚えることではなく、文章をより細かく、正確に見られるようになるための補助線として考えている、というのは、とても大切な見方だと感じました。実際、石山先生はあとの回答でも「入試で問われているのは文法そのものではなく、文章の中身。文法はそのための補助線」と仰っています。
「理解してから解く」より「解けるようにする」
Q.古文が苦手な生徒にこの参考書を勧める場合、どのような声かけをしますか?
