進路指導のミカタ。専門職大学とは?
こんばんは、中の人(@mAjorstep_jp)です。雨晒しにしてしまって珪藻土の七輪がボロボロになって一年が経ちました。手持ちのBBQコンロで炭火焼きはできるし……と考えていましたが、未練が捨てられず。少量の炭で焼けるし組み立ていらないし! と角型の七輪を「えいや!」とポチりました。
娘が魚屋で選んだカマスを焼き、みんなでチマチマと箸でつついて頂きました。(美味!)
さて、今回は明日の進路指導に役立つ情報をお届けします。それは、専門職大学です。一時話題になっていましたが、進路の選択肢として提示できている先生はどれくらいいらっしゃるでしょうか?
サポメン版で、小論文指導の対策も発信していますので、そちらも併せてご覧ください!
……本文のサマリー……
大学進学の選択肢は、一般の大学や専門学校だけではない。専門職大学では、大学としての学位を取得しながら、現場での実習を通して実践的な知識・技術を身につけられる。今回は、農林系の公立専門職大学2校を例に、少人数教育や経営まで学べるカリキュラム、進学先としての魅力を紹介する。生徒の興味や家庭の事情に応じて、進路指導の選択肢を広げるための情報をまとめる。
専門職大学とは
まず、専門職大学とはなんでしょうか? 専門学校ではありません。
特定の職業のプロフェッショナルを育てることを目的とした4年制大学です。2019年度に制度化されました。
一般の大学が「学問・研究」を重視するのに対し、専門職大学では、知識・理論+実践的な技術を身につけることを重視します。産業界と連携した実習が多く、授業の3分の1以上が実習・実技です。4年制では学外での長期実習も行われます。
また、現場経験を持つ実務家教員から学べることも特徴です。卒業時には通常の「学士」とは異なる「学士(専門職)」の学位が授与され、大学卒業者として就職・進学ができます。
「大学には行きたいが、座学中心よりも現場で実践的に学びたい」という生徒に適した選択肢と考えると分かりやすいでしょう。
私学も多数設立されていますが、今回は公立3校のうち2校を紹介します。
農林系の専門職大学
公立では3校のうち2校が農林系の専門職大学です。国の未来を担う一次産業を盛り上げよう、という気概が感じられます。
① 静岡県立農林環境専門職大学
静岡県磐田市/公立/2020年開学
生産環境経営学部・生産環境経営学科
農林業の生産技術だけでなく、経営や地域づくりまで学ぶのが特徴です。
② 東北農林専門職大学
山形県新庄市/公立/2024年開学
農林業経営学部
農業経営学科
森林業経営学科
農業・森林業の生産技術+経営を中心に、加工・販売、地域課題解決、観光、建築、発酵・醸造など、農林業に関連する分野も学びます。
特に特徴的なのが、先進的な農林業経営体で3年間・計90日の実習を行う点です。学内外での実習も卒業単位の3分の1以上を占め、かなり実践重視のカリキュラムになっています。
数字で見る専門職大学
ここでは東北農林専門職大学について見ていきます。
あまり知られていないのか、実情がわからず避けられているのかわかりませんが、選抜については事実上ほぼ全入といえます。初年度は3次募集まで行っています。
歴史が浅いため、まだ3年生までしかいません。それなのに一学年30人もいない状況です。
もう少し深掘りして見てみましょう。令和6年度総合型選抜は、なんと志願者数が11名でした。令和7年度に大ブレイク(?)して、志願者が33名集まったようです。
指定校枠は11名と比較的多く設けてありますが、一般的な大学や専門学校と比較すると、一学年の名前と顔を全員覚えられるぐらいの少人数のなかで徹底的に実学を身につける環境にあると言えますね。
進路の新たな選択肢として
贅沢な環境といえる一つに高い専門性があります。
