成績が悪かったとき、何を考える? 実力を伸ばす生徒の「結果の捉え方」

悪い成績を取ったとき、その原因を「問題が悪かった」と考えるか、「自分の実力不足だった」と考えるか。その捉え方によって、次の学習へのつながり方は変わってきます。今回は、悪い結果をどう受け止め、どう次の学習につなげるのか、根岸先生にお話を伺いました。
根岸大輔|小論文塾メイジャーステップ 2026.09.25
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こんばんは、中の人(@mAjorstep_jp)です。なかなか散々なシルバーウィークでしたね。鍼灸に通うようになってから気圧に耐性がついたと思っていて台風が来る前も来ている時も平気だったので安心していましたが、台風が通り去ったあとの最終日は一日中何もできませんでした。油断大敵。

しかし、シルバーウィーク中にいいことがありました。

theLetterに配信媒体を引っ越ししてから今年の11月で2年が経ちます。

なんと、ついに会員数が500名を超えました!ありがとうございます。

今後とも明日に役立つ情報を配信して参りますので、どうぞ応援をよろしくお願いいたします。

さて、中間考査もそろそろな時期。そして模試も果敢にチャレンジしていく時期にぴったりなこちらの学習方略についてお話を伺って参りました。

実力の伸びない人は悪い成績をどう捉えるか 自己防衛的:自分のせいじゃない 持続的フレーム:今後も同じ結果になる 悲観的評価:自分の実力は所詮この程度だ 実力をつけたかったらこの見方をやめなさい。

#学習方略の原則

……本文のサマリー………

「自分のせいではない」「今回もダメだったから、次もダメだろう」「自分の実力はこの程度だ」――悪い成績の捉え方には、学習の停滞につながりやすいパターンがある。今回は、こうした自己防衛的・悲観的な捉え方から離れ、結果を次の学習につなげるための考え方を整理する。選択肢問題を題材に、問題を責めるのではなく、自分がどこで判断を誤ったのかを分析することの重要性にも触れる。

悪い成績を取ったとき、生徒はその結果をどのように受け止めるでしょうか。

「今回は問題が難しかったから」「問題の聞き方が悪かったから」と、自分以外のところに原因を求める生徒もいれば、「自分にはこの程度の実力しかない」と、自分の能力そのものを低く評価してしまう生徒もいます。

また、「今回もダメだったのだから、これからもきっとダメだろう」と、現在の結果をそのまま未来の結果に結びつけてしまうこともあります。

こうした成績の捉え方は、学習を続けるうえで大きな障害になります。成績を捉える際にダメな見方をどのように改善していけばよいかを一緒に考えていきましょう

自己防衛的な捉え方はなぜ発生するのか

成績が伸びにくい生徒が悪い結果をどう説明するのかを考えると、いくつかの特徴が見えてきます。

一つは、「自分のせいではない」と考える自己防衛的な捉え方です。

例えば、「今回は問題が悪かった。だから自分の実力を発揮できなかった」といった考え方ですね。これは一見すると合理的な説明にも見えますが、根底を見つめれば自分を守るためでしかありません。

このように問題の原因を自分の外側に置き続けると、「では、次に何を変えればいいのか」という学習上の振り返りにつながりにくくなります。だって問題が悪かったと逃げているのですから。

もう一つは、今回の結果を今後も続くものとして捉えることです。「今回できなかったから、次もできないだろう」という考え方です。さらに、これは「結局、自分の実力はこの程度だ」と能力そのものを固定的に捉えることにつながってしまいます。

このように自分を低く見積もってしまえば、努力によって結果を変えられるという感覚も失われてしまいます。

実力をつけるためには、こうした見方から少し離れて、結果を次の学習につながる情報として捉える必要があります。その時に伴走者である指導者やチューターがうまく機能しなければなりません。

「問題が悪い」で終わらせない

では、実際に「この問題が悪い」と言う生徒がいたら、どうすればよいのでしょうか。

例えば、「他の生徒は解けたのだから、自分ができなかった原因を考えてみよう」と正論を返すことはできます。しかし、それだけでは、生徒が「やっぱ自分のせいです」と言ってシュンとして終わってしまうことがあります。正しいことを伝えるだけでは、必ずしも学習方略の改善にはつながりません。

そこで、逆の場面を考えさせてみるのも一つの方法です。たとえば、

「問題がよくできたときには、『よくできた。俺の実力だ』と言うよね。じゃあ、できなかったときだけ『問題が悪い』というのはどうなんだろう?」

このように問うことで、自責/他責について考えるきっかけになります。

もちろん、そこで生徒を論破することが目的ではありません。大切なのは、「できなかった」という結果を、責任追及の材料ではなく、次に何を学ぶべきかを考える材料に変えることです。

***

選択肢問題は、分析の仕方を教える機会になる

この考え方は、特に選択肢問題を扱うときに活かすことができます。

記述問題であれば、自分の実力が足りなかったと考える生徒も比較的多いかもしれません。

一方、選択肢問題では、「この選択肢が紛らわしい」「ひっかけ問題だ」「問題の作り方が悪い」と感じやすい面があります。

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