参考書・問題集はどう選ぶ?――「苦労して解ける問題」を「スムーズに解ける問題」に変える

参考書や問題集を選ぶとき、難しい問題が多く掲載されているものを選んでいないでしょうか。学力を伸ばすために重要なのは、難問に挑戦することだけではありません。「苦労すれば解ける問題」を「スムーズに解ける問題」に変えていくことも大切です。解いた問題を4つに分類する方法をもとに、復習の進め方や、自分の学習段階に合った教材の選び方を考えます。
根岸大輔|小論文塾メイジャーステップ 2026.10.30
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こんばんは、中の人(@mAjorstep_jp)です。急に寒くなってきましたね。冬物を引っ張り出して毎日天気予報とにらめっこをしています。

喉を痛める風邪が流行っているようです。ニュースレター会員の皆さんもお風邪を召されませんように。

先週のニュースレターがプロモーションフォルダに振り分けられていたようです。

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さて、参考書や問題集を選ぶとき、できるだけ難しい問題が載っているものを選んでいないでしょうか。失敗の原因を自分の能力のせいにしてしまう、ということを改善するにはどうしたらよいか、前回の記事でご紹介しましたが、この参考書選びも実は繋がる部分があります。

難しい問題に取り組むことには、もちろん意味があります。しかし、難問ばかりに挑戦していても、必ずしも効率よく力が伸びるとは限りません。

学習を通して大切なのは、今は苦労しながら解いている問題を、次にはスムーズに解けるようにすることです。

今回は、参考書・問題集の活用方法と、自分のレベルに合った教材の選び方についてこちらの学習方略について考えます。

参考書や問題集の活用法。1:スムーズに解けた問題 2:苦労したが解けた問題 3:単純なミスで間違えた問題 4:歯が立たなかった問題 に分類する。重要なのは2と3を1に変えること。こうなれば4は2になっている。

#学習方略の原則

……本文のサマリー……

参考書や問題集は、難しい問題に挑戦するためだけでなく、苦労して解けた問題をスムーズに解けるようにするためにも活用したい。問題を「スムーズに解けた」「苦労したが解けた」「単純なミスで間違えた」「歯が立たなかった」の4つに分類し、復習の重点を明確にする。学習段階に応じて問題の難易度や割合を調整し、解ける問題を着実に増やしていくことが重要である。

***

問題を4つに分類してみる

参考書や問題集を活用するときは、解いた問題を次の4つに分類してみるとよいでしょう。

  • スムーズに解けた問題

  • 苦労したが解けた問題

  • 単純なミスで間違えた問題

  • 歯が立たなかった問題

この分類で重要なのは、特に2と3です。

「苦労したが解けた問題」は、解答までたどり着けたものの、考えるのに時間がかかったり、解法を思いつくまでに迷ったりした問題です。

「単純なミスで間違えた問題」は、本来なら解けるはずだったのに、計算ミスや読み違い、解答の転記ミスなどによって間違えてしまった問題です。

これらを、次に取り組んだときにはスムーズに解ける状態へと変えていくことが、学習の大きな目標になります。

一度解けた問題でも、次に同じように解けるとは限りません。解答を見れば理解できることと、自分の力でスムーズに解けることは別だからです。

だからこそ、正解したかどうかだけで学習の成果を判断するのではなく、どれだけスムーズに解けたかにも注目したいところです。

***

「苦労したが解けた問題」を減らしていく

学習において、2の「苦労したが解けた問題」を1の「スムーズに解けた問題」に変えていくことは、とても重要です。

たとえば、数学の問題を解くとき、解法を思い出すまでに時間がかかったとします。解説を確認し、なぜその解法を使うのかを理解したうえで、もう一度自分で解いてみる。さらに時間をおいて解き直し、同じ考え方を自分で再現できるか確かめます。

こうした取り組みを通じて、以前は苦労していた問題を、よりスムーズに解けるようにしていきます。

英語であれば、文法事項を確認しながら何とか読めた英文を、次には構文をすばやく捉えて読めるようにする。現代文であれば、選択肢を何度も読み比べて正解した問題について、本文の根拠と選択肢の対応関係を整理し、次には根拠を明確にして判断できるようにする。

このように、苦労して解けた問題を振り返り、解き方を整理しておくことで、次の学習に生かすことができます。

また、3の「単純なミスで間違えた問題」も、見逃してはいけません。

なぜそのミスが起きたのかを確認し、必要に応じて数学であれば計算過程の書き方を変えたり、国語であれば設問の条件に印をつけたり、見直しの手順を決めたりするといった、ミスを減らすための行動を具体化することが大切です。

2と3の問題を1へと変えていくことができれば、これまで苦労していた問題に取り組む余裕も生まれます。さらに学習を進めることで、以前は歯が立たなかった4の問題が、苦労すれば解ける2の問題へと変わることも期待できます。

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難しい問題ばかりの教材は、効果的とは限らない

ここまでの考え方を踏まえると、参考書や問題集を選ぶ際のポイントも見えてきます。

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続きは、1690文字あります。
  • 初学者と中級者では、適切な問題の割合も変わる
  • 問題集は、解きっぱなしにしない
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