失敗の原因を能力のせいにしない――成長につながる学習方略
こんばんは、中の人(@mAjorstep_jp)です。イベントの秋ですね。娘と一緒にこちらの本を読みながらクレパスでお絵描きをして芸術の秋を楽しんでいます。
他にも体育祭や演奏会・合唱祭とイベントが目白押しでアウトプットに忙しい時期ですね。
非常に天気がよく、寒すぎないのでお出かけ日和なのも嬉しいですね。
イベントといえば、11月21日の土曜日に相澤先生をお迎えして、赤本AIとプロである相澤先生の答案が対決(?)するという面白いイベント、その名も小論文「プロがガチ解き」ライブをご用意しました。
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……本記事のサマリー……
失敗の原因を自分の能力に求めても、具体的な改善策は見つかりにくい。問題を解く際の行動や思考プロセスに目を向ければ、見落としや判断の誤りを特定し、次の学習に生かすことができる。失敗を能力の証明と捉えるのではなく、改善すべき行動を見つける機会として活用することが、成長につながる。
さて、AIとは異なり、人間は悩みが尽きないものです。特に受験生は追い込めば追い込むほど何かができないとき、「自分は頭が悪い」「能力がない」「国語のセンスがない」と考えてしまうことはないでしょうか。
しかし、できない原因を自分の能力に求めても、具体的な改善策は見つかりません。能力そのものを直接コントロールすることは難しいからです。
一方で、勉強の進め方や問題への取り組み方、解答を導くまでの思考プロセスには、自分で変えられる部分があります。失敗の原因を学習行動に求めれば、次に何をすればよいかが見えてきます。
今回は、失敗を成長につなげるための考え方について整理し、受験生の心理ケアに役立つこちらの学習方略について考えてみましょう。
失敗の原因を自分の能力に帰するな。自分でコントロールできないところに原因を求めるのは言い訳。失敗の原因を学習行動に求めれば改善・成長でき、結果的に成功を収める。
まず、「自分には能力がない」と考えても、できることは増えないということを伝える必要があります。
問題が解けなかったとき、私たちはつい「自分には能力がないからだ」と考えてしまいます。国語の問題であれば、「自分には国語のセンスがない」と結論づけることもあるでしょう。
しかし、そう考えたところで、次の問題が解けるようになるわけではありません。
たとえば、現代文の記述問題で、解答に必要な要素を見つけられなかったとします。その原因を「読解力がないからだ」と考えるだけでは、次に何を改善すればよいのかがわかりません。
それよりも、次のように振り返ってみてはどうでしょうか。
傍線部の前後だけを読んで、根拠がないと判断してしまった。
設問で問われている内容を十分に整理していなかった。
本文中の具体例と筆者の主張を区別できていなかった。
解答に必要な要素を探す前に、自分の知識や印象で答えを考えてしまった。
このように考えれば、改善すべき行動が見えてきます。
たとえば、傍線部の前後に解答根拠が見つからなかった場合、すぐに諦めるのではなく、本文の範囲を広げて根拠を探してみる。設問の意味が曖昧な場合は、何を答えるべきなのかを言い換えてから本文を読む。
こうした行動の変化が、次の問題を解く力につながっていきます。
コントロールできるのは、能力そのものよりも学習行動
もちろん、学習者の能力や知識、経験には個人差があります。すぐに理解できる人もいれば、時間をかけて少しずつ理解する人もいます。
しかし、現時点での能力だけを見て、今後の成長まで決めつける必要はありません。

