全国公立小論文の旅~東北農林専門職大学~
こんばんは、シン・中の人、一ノ瀬(@mAjorstep_jp)です。
日が暮れるのが早くなってきましたね。肌寒い日も増えてきて、秋の深まりを感じます。最近は屋上にハンモックをだして、毛布にくるまりながら(星を眺めるといいたいところですが、東京の空ではあまり見えない…)ひっきりなしに頭上を飛びかう飛行機を数えています。2分に一回は通り過ぎる!どんだけ飛んでるんだ!と驚きます。頭上を通る飛行機がどこに向かう飛行機なのかを知れるアプリとかないかなぁ。風邪をひかないように気を付けます。
さて、今回の「全国公立大小論文の旅」は東北です。取り上げるのは東北農林専門職大学です。”専門職大学”についての詳しい説明は、β版の記事でたっぷりお話していますので、ぜひお読みください!
東北農林専門職大学は、2024年に山形県新庄市に開学した、東北初の公立の農林業系専門職大学です。農業経営学科と森林業経営学科を設置し、生産技術だけでなく、経営や加工・販売、地域活性化まで幅広く学びます。特に実習を重視しており、農林業の現場で学びながら、地域や農林業の課題を解決できる人材の育成を目指しています。1学年40名という少人数教育も特徴です。
ご紹介するのは、令和7年度総合型選抜と一般試験の小論文の問題です。
どちらも800字のテーマ型小論文なのですが、問題を読んでいて気になったのが、冒頭に挙げた「キーワード」です。
なぜ、わざわざ大学側が「この言葉を使って書いてください」と指定するのでしょうか。
根岸先生と問題を読んでいくと、そこから東北農林専門職大学が考える「これからの農林業」の姿が見えてきました。
「六次産業化」「ブランド化」「生態系サービス」
(一ノ瀬):今回、まず気になったのが総合型選抜です。
農業または林業が盛んな多くの農山村地域での地域活性化が課題となっ ています。農業または林業分野における地域活性化についての、あなたの 考えと、あなたが将来実践してみたい具体的な地域活性化策について以下のキーワード を1つ以上使って、800字以内で記述しなさい。
【キーワード】六次産業化、ブランド化(商標、地理的表示(GI)など)、生態系サービス
(根岸先生):このキーワードは面白いですよね。
一般選抜の方は、「人口増」「少子高齢化」「多様性」「SDGs」「気候変動」など、比較的いろいろな大学で見かける言葉が並んでいます。もちろん大事なテーマなんですけど、「あるある」ではありますよね。
対して総合型選抜は、かなり農林業に踏み込んでいますね。
(一ノ瀬):特に「六次産業化」と「ブランド化」は、いかにもこの大学という感じがします。
(根岸先生):そうですね。しかも重要なのは、単に「農業について知っていますか」と聞いているわけではないことです。農業・森林業を「経営」として考えられるか。そこがポイントだと思います。
農業を「つくる」だけで終わらせない
(一ノ瀬):農業を「経営」として考える、ということですか?
