ショートレッスンで現代文を鍛える!「ゼロから覚醒」の構成をレビュー
こんばんは、中の人(@mAjorstep_jp)です。最近は掃除にハマって、何かをしたついでにどこかしらを拭くということを繰り返しているうちにだんだん清潔なお家になってきました。
今まで視力の悪さを理由に、見て見ぬふりをしていた汚れや埃が一掃されとてもスッキリしました。(見てないようで、実はストレスだったようです)
さて、今回はゼロ覚シリーズの現代文版の参考書レビューです。
古文・漢文の記事はこちら
……本文のサマリー……
「ゼロから覚醒 はじめよう現代文」の大きな特徴は、語彙と内容・文脈の間にある「文構造」に着目し、現代文を読むための文法を丁寧に扱っている点にある。主語・述語などを意識して文章を読むことで、本文の理解だけでなく選択肢の分析にもつながると根岸先生は評価する。一方で、参考書としての厚さを抑えるため解説は絞られており、後半には評論・随筆・小説の入試問題を収録。ショートレッスンの構成も含め、本書の特徴と学習後の発展方法を考える。
文法指導、文構造まで触れることの意義
現代文の参考書は、先生それぞれの指導のこだわり、スタイル・流儀がありますから、ゼロ覚の参考書にも、ハマる先生とハマらない先生がいる、という前提でお話ししたいと思います。カテゴライズするならば、どちらかといえば方法論寄り、というのがこの参考書です。
まず、圧倒的にいい部分が文法の話をしている点です。このアプローチをしている本はあまりないです。
文章をなぜ理解できるのか、文章を読んでいる生徒の頭の動きや目の動きに着目しつつ、そして言葉の意味に注目するといったことを一通り抑えることができます。
内容とか文脈と言われるものを辿っていくと、全体の論理展開を把握することになります。こちらは大抵の現代文の授業で行います。
しかし、実際は語彙と文法の間に文構造というものが存在します。要は主語・述語を分類する方法です。
英語の授業でSVOCを見分けるのと同じ話ですね。英語で文章を読むときはVに丸をして、Sをチェックして……ということを行いますが、現代文ではあまり行いません。
普段読むときも話す時も、いちいち主語と述語については考えていません。当たり前です。母語なので。理解しなくても使えてしまいます。
書かれている内容をきちんと理解するためには文法が必要である、というスタンスで、ゼロ覚では通りすぎずに、しっかりと文構造を意識して、かなりページ数をかけて教えています。
文章読解が苦手な生徒は、遠回りせずにしっかりと取り組むべきだと思います。文を理解するといううえでも重要であるし、選択肢をしっかりと分析できるかどうかも文法的なアプローチが重要になります。
読むときに何を言っているかわからなくなってしまうタイプには、私も必ずこのアプローチをするので、指導の方向性が近いと思います。


