全国公立大小論文の旅~都留文科大学編~
こんばんは、シン・中の人、一ノ瀬(@mAjorstep_jp)です。
娘が文化祭で使うというので、タロットカードを買いました。22枚の意味を見てみると、これがなかなか面白い。しかも、特別な力はいらないらしい。この際きわめてみようかな、と、前のめりです。いつか、ニュースレター「一ノ瀬タロットの館」が始まったら、ぜひ読者登録をお願いします。
さて、今回は「全国公立大小論文の旅」シリーズ第4弾です。
今回取り上げるのは、山梨県都留市にある都留文科大学です。文学部と教養学部の2学部6学科からなり、特に教員養成に長い伝統をもつ大学です。学生の8割以上が県外出身で、全国から学生が集まるのも特徴。地域での実践的な学びも重視しており、「地域で学ぶ」「グローバル」「教員養成力」を教育の柱に掲げています。
ご紹介するのは、教養学部地域社会学科の学校推薦型選抜(一般)2026年度の問題です。
つるぶんといえば、「教育」のイメージですが、実際の小論文はどんな問題なのでしょう。今回も根岸先生と一緒に見ていきます。
(一ノ瀬):都留文科大学といえば、やっぱり教育の大学、というイメージがありますよね。
(根岸先生):そうですね。入試でも教育系のテーマが多そうに思えるのではないでしょうか。
(一ノ瀬):でも、過去問を見ていくと、意外とそれだけじゃなさそうですね?
(根岸先生):そうなんですよ。特に今回面白いと思ったのが地域社会学科です。
慶應経済と出典がかぶっている?
(一ノ瀬):まず2026年度の問題を見ていて驚いたのが、課題文の出典ですよね。
(根岸先生):松島斉『サステナビリティの経済哲学』ですね。
(一ノ瀬):これ、どこかで見たなと思ったら、慶應義塾大学経済学部の2025年度小論文でも出ていますよね…?
(根岸先生):そうです。同じ本です。
(一ノ瀬):まさかの出典かぶり。こういうことって実際にあるんですね。
(根岸先生):ありますね。だから、小論文って一つの問題を解いて終わりにするのはもったいないんです。
(一ノ瀬):一度出てきたテーマや考え方が、別の大学でまた出てくるってことですか?
(根岸先生):そう。現代文でも同じですよね。背景知識があると文章の見え方が変わる。
根岸先生の推し問題
(一ノ瀬):今回、根岸先生は地域社会学科推しですよね。具体的にどこがいいですか。
(根岸先生):まず、設問の作りですね。

