参考書で成績が上がるのではない。教材選びの前に知っておきたい学習方略の原則
こんばんは、中の人(@mAjorstep_jp)です。暑すぎて、日中何もできません。猫と冷たい床に転がりながらクワガタを見つめています。今日もゴミを出し損ねました。人間失格です。
既に終業式を終えて、夏休みに突入し三者面談や研修を受ける日々、という先生方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。行き来で滝汗ですので、日傘やネッククーラーなどを活用してお体にはお気をつけてくださいね。
さて、生徒におすすめの参考書を聞かれたときにどのように答えていますか? そもそも参考書をどのように捉えるべきか、 #学習方略の原則 を通して根岸先生にご解説いただきました。
……本文のサマリー……
同じ参考書を使っても成績が伸びる生徒と伸びない生徒がいる。その違いは教材ではなく、自分の理解度に合った教材を選択し、十分に取り組めたかどうかにある。参考書は難しすぎても簡単すぎても効果は薄く、おおよそ理解できる内容が7割程度になる難易度が最も学習効果を高めやすい。成績向上は参考書の力ではなく、教材と学習者のレベルが適切に一致し、継続的な学習が行われた結果なのである。
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先生、最近は参考書ルートを紹介する動画が本当に増えましたよね。
(ね)
学校の先生や塾の先生方がこの参考書をこの順番にやればいいよ! と、受験生向けに教えてくれるコンテンツが増えていますね。某自習型塾が参考書ルートの発信源です。ただ、一つ誤解してほしくないことがあります。まず、この #学習方略の原則 を見てください。
この問題集をやったから成績が上がった、というのは正確には間違いです。自分のレベルに合った問題集を、自分自身がしっかり取り組めたから成績が上がったのです。
(中)
成績が上がったのは参考書のおかげではなく、自分の学習そのものが成績を伸ばした、ということでしょうか。
(ね)
そうです。もちろん教材は大切ですよ。参考書や問題集がたくさん世に出ているから、より良い参考書を使って力を身につけたい、それは何かと探し求めることや教えを請うことに繋がるのは当然です。でも、それ以上に重要なのは、その教材が今の自分に合っているかどうかなんです。
皆さんご経験があると思いますが、参考書には当然相性があります。難しすぎても理解できませんし、簡単すぎても力はつきません。
だから参考書そのものが優れているかどうかよりも、自分に合っているかどうかの方がはるかに重要です。
ルート学習は悪いわけではない
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最近は自習型の塾も人気ですよね。先ほど根岸先生がおっしゃっていたように、自習をする中で「この順番で参考書を進めれば合格できる」という学習ルートを提示してくれるスタイルで人気を博しているようです。
(ね)
私はルートという考え方自体は好きなんですよ。どこへ向かえばいいか分からない受験生にとって、道筋が示されているのは安心材料になりますから。
(中)
MARCHに受かりたい!というゴールがあって、そこへの道筋が確かにある、と考えると飛びつきたくなりますよね。
(ね)
ただ、それを誰にでも当てはまる万能な正解だと思ってしまうと危険です。
(中)
ルートどおり進めれば大丈夫、というわけではないんですね。
(ね)
そうなんです。ルートどおり学習できれば、そのレベルに到達する可能性はあります。でもまあ、ご存知の通り現実はそんなに単純ではありません。
途中で理解が追いつかないこともありますし、逆にもっと簡単な教材から始めた方が伸びる場合もあります。
つまり、ルートは一本道ではないんです。
実際の指導は、ルートどおりでは進まない
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でも、自習型塾ではルートどおり進めているイメージがあります。
(ね)
実際は違いますよ。