今日からやろう、短文で小論文
こんばんは、中の人(@mAjorstep_jp)です。台風からの梅雨入り、となって洗濯物が悩みの種です。ドラム式洗濯機で乾燥までいくもののシワが……ノンアイロンのシャツだとしても気になります。スチーマーを購入すべきか迷っています。おすすめがあったら教えてください。
さて、本日は前回β版でお送りした「小論文を長く書かせていませんか」という問いかけから始まり、「長い小論文を書くためには、まず短い文章を書く練習が有効である」という記事の続編をお送りします。
前回の記事はこちら。
#1ポス小論文の実践をどのように行えばいいのか、具体的に生徒に提示できるレベルまで迫ります。
……本文のサマリー……
短い文章を書く力は、小論文の土台となる段落構成力を育てます。本記事では、根岸先生が実際に行っている「#1ポス小論文」の具体的な実践方法を紹介し、教室や自学自習で活用するポイントを解説します。
#1ポス小論文のはじめのいっぽは、要約から
まず取り組みたいのが、テーマ知識の要約です。小論文では知識が重要です。知らなければ課題を把握できませんからね。しかし、知識は覚えただけでは使えません。
入試本番では、得た知識を課題文で問われている内容と組み合わせて、自分の言葉で説明できなければならないからです。そこで行うのが100字から200字程度の要約です。
例えば情報監視というテーマであれば、
情報化社会では個人情報が一元的に管理されるようになった。その仕組みは効率化を実現する一方で、人間を単なるデータとして扱う危険性も持つ。情報監視の拡大は、人間性の喪失につながる可能性がある。
このように一つのテーマを短く説明します。ここで意識したいのが段落構成です。
基本はパラグラフ・ライティングです。
最初にテーマを提示する。
次に理由や状況を説明する。
最後にまとめる。
この流れを守るだけでも文章は格段に読みやすくなります。
要約ができる力がついたら#1ポス小論文
次に行うのが、本格的な#1ポス小論文です。こちらも100字から200字程度で十分です。
例えば、「学校教育でAIを活用すべきか」というテーマがあったとします。
「AIは学校教育で積極的に活用すべきである。」……自分の立場を示して書き出します。
「なぜなら、生徒一人ひとりに応じた学習支援が可能になるからだ。」……続いて、第一文に対する理由を書きます。
「理解度に応じた問題提示や学習履歴の分析ができるため、個別最適化が進む。」……さらに説明を加えます。
「そのため、AIは教育の質を高める有効な手段になると考える。」……最後に、第一文と同様の結論を書きます。
この程度の長さでも十分です。むしろ最初はこれくらいの分量の方が取り組みやすいでしょう。
重要なのは字数ではなく構成です。短い文章の中で主張と理由と結論がそろっているか。そこに注目します。
#1ポス小論文の利点
この方法の優れている点は継続しやすいことです。800字の小論文を書こうとすると、生徒は身構えてしまいます。しかし100字程度なら取り組みやすい。
授業の導入にも使えます。宿題にもできます。朝学習にもできます。毎日続けることも可能です。
「ね? 短い文なら書いてみようって思うでしょう? 小論文って聞くと感じてた重い腰が軽くなるでしょう?」と言いながら、小刻みに#1ポス小論文の実践を挟んでいくのです。
また、添削する側の負担も軽減されます。短い文章であれば確認に時間がかかりません。
生徒も長ったらしい小論文を1から書き直すのはかなり精神的に負荷が強いのですが、100字そこそこなら修正しやすくなります。
さらに、テーマ知識の蓄積にもつながります。
頻出である環境問題、少子高齢化、情報社会、グローバル化、ジェンダー……
こうしたテーマについて100字から200字で説明できる文章を増やしていけば、そのまま入試レベルの小論文対策の材料になります。
つまり、受験直前期にも役立ちます。知識の整理にもなるからです。
サポメン会員にチラ見せ!根岸先生の#1ポス小論文のやり方と、ネタのストック
萩原です。理屈は分かっても、実際どうやって取り組ませたらいいの? というお声があるであろうと考えて、根岸先生におねだりをしてきました。
