今日からやろう、短文で小論文

小論文が書けない生徒に、長い文章を書かせ続けていませんか。小論文で本当に必要なのは、100字から200字で自分の考えを論理的にまとめる力です。本記事では、「#1ポス小論文」の実践方法をもとに、段階的に文章構成をする力を養いながら、環境問題や情報社会など頻出テーマの知識整理、ICTを活用した演習方法まで、受験指導や国語授業に役立つ具体例を交えながら解説します。
根岸大輔|小論文塾メイジャーステップ 2026.06.12
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こんばんは、中の人(@mAjorstep_jp)です。台風からの梅雨入り、となって洗濯物が悩みの種です。ドラム式洗濯機で乾燥までいくもののシワが……ノンアイロンのシャツだとしても気になります。スチーマーを購入すべきか迷っています。おすすめがあったら教えてください。

さて、本日は前回β版でお送りした「小論文を長く書かせていませんか」という問いかけから始まり、「長い小論文を書くためには、まず短い文章を書く練習が有効である」という記事の続編をお送りします。

前回の記事はこちら。

#1ポス小論文の実践をどのように行えばいいのか、具体的に生徒に提示できるレベルまで迫ります。

……本文のサマリー……

短い文章を書く力は、小論文の土台となる段落構成力を育てます。本記事では、根岸先生が実際に行っている「#1ポス小論文」の具体的な実践方法を紹介し、教室や自学自習で活用するポイントを解説します。

***

#1ポス小論文のはじめのいっぽは、要約から

まず取り組みたいのが、テーマ知識の要約です。小論文では知識が重要です。知らなければ課題を把握できませんからね。しかし、知識は覚えただけでは使えません。

入試本番では、得た知識を課題文で問われている内容と組み合わせて、自分の言葉で説明できなければならないからです。そこで行うのが100字から200字程度の要約です。

例えば情報監視というテーマであれば、

情報化社会では個人情報が一元的に管理されるようになった。その仕組みは効率化を実現する一方で、人間を単なるデータとして扱う危険性も持つ。情報監視の拡大は、人間性の喪失につながる可能性がある。

情報監視の要約例

このように一つのテーマを短く説明します。ここで意識したいのが段落構成です。

基本はパラグラフ・ライティングです。

  • 最初にテーマを提示する。

  • 次に理由や状況を説明する。

  • 最後にまとめる。

この流れを守るだけでも文章は格段に読みやすくなります。

***

要約ができる力がついたら#1ポス小論文

次に行うのが、本格的な#1ポス小論文です。こちらも100字から200字程度で十分です。

例えば、「学校教育でAIを活用すべきか」というテーマがあったとします。

「AIは学校教育で積極的に活用すべきである。」……自分の立場を示して書き出します。

「なぜなら、生徒一人ひとりに応じた学習支援が可能になるからだ。」……続いて、第一文に対する理由を書きます。

「理解度に応じた問題提示や学習履歴の分析ができるため、個別最適化が進む。」……さらに説明を加えます。

「そのため、AIは教育の質を高める有効な手段になると考える。」……最後に、第一文と同様の結論を書きます。

この程度の長さでも十分です。むしろ最初はこれくらいの分量の方が取り組みやすいでしょう。

重要なのは字数ではなく構成です。短い文章の中で主張と理由と結論がそろっているか。そこに注目します。

***

#1ポス小論文の利点

この方法の優れている点は継続しやすいことです。800字の小論文を書こうとすると、生徒は身構えてしまいます。しかし100字程度なら取り組みやすい。

授業の導入にも使えます。宿題にもできます。朝学習にもできます。毎日続けることも可能です。

「ね? 短い文なら書いてみようって思うでしょう? 小論文って聞くと感じてた重い腰が軽くなるでしょう?」と言いながら、小刻みに#1ポス小論文の実践を挟んでいくのです。

また、添削する側の負担も軽減されます。短い文章であれば確認に時間がかかりません。

生徒も長ったらしい小論文を1から書き直すのはかなり精神的に負荷が強いのですが、100字そこそこなら修正しやすくなります。

さらに、テーマ知識の蓄積にもつながります。

頻出である環境問題、少子高齢化、情報社会、グローバル化、ジェンダー……

こうしたテーマについて100字から200字で説明できる文章を増やしていけば、そのまま入試レベルの小論文対策の材料になります。

つまり、受験直前期にも役立ちます。知識の整理にもなるからです。

***

サポメン会員にチラ見せ!根岸先生の#1ポス小論文のやり方と、ネタのストック

萩原です。理屈は分かっても、実際どうやって取り組ませたらいいの? というお声があるであろうと考えて、根岸先生におねだりをしてきました。

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