再現可能な作問技術ー羅生門を使った“測れるテスト”の設計図ー

定番教材『羅生門』を題材に、定期テストの作問プロセスを公開。心情の変化をどう捉え、どこに傍線を引き、どのように設問へと落とし込むのか。授業の問いとの違いにも触れながら、“測れるテスト”を設計する具体的な思考法を解説します。
根岸大輔|小論文塾メイジャーステップ 2026.04.17
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こんばんは、シン・中の人、一ノ瀬(@mAjorstep_jp)です。

今年に入ってから、近所の個人商店が立て続けに閉店しています。買い物をして、たわいもない話を交わして…毎日通っていたわけではなくても、そこにお店があるのが当たり前だった風景がふっと消えると、地域の空気まで少し変わったように感じられます。効率や利便性が重視される時代の中で、こうした小さな営みが持っていた価値について、あらためて考えさせられる瞬間です。私たちの身近な社会の変化を、見過ごさずに捉えていきたいものですね。

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さて、大好評作問シリーズですが、楽しんでいただけていますか。我らがBOSS・根岸先生が、高校教科書の定番教材を素材に、定期テストの作り方を完全ガイドしています。ぜひ周りの新任の先生に教えてあげてください!これを読めば、きたる中間試験はきっと自信をもって作問できるはずです!

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今号からはなんと! 誰もが知る、芥川龍之介「羅生門」を素材文として作問していきます。出典は岩波書店『芥川龍之介全集第一巻』(977)。ほぼ全ての教科書で採用されている超定番教材です。

β版記事では主に、作問思考プロセスの全体像をお届けしています。サポメン版では、より高度な作問技術についてお伝えしていきます。

先生方もお持ちの教科書を片手にご覧ください!

※この記事は、β版記事と連動しています。

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小説の作問の基本は「心情の変化」

「ものとことば」の作問でもお伝えした通り、作問の出発点は、「生徒に答えさせたいこと」を明確にすることでした。評論文と違い、今回は小説ですので、基本的には下人の心情の変化を問う問題を軸に作問をしていきます。その流れの中で、ここは押さえて欲しいといった表現技法語彙にも目を向けながら作問をしていきます。

今回、根岸先生はまず本文にA~Gまで、心情の変化がある箇所にどんどん線を引いていきます。実際の傍線はこちらです。

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