「羅生門」で学ぶ記述採点の技術
今回のテーマは「採点基準」です。どれだけよい問題を作っても、採点基準が曖昧では測れるテストにはなりません。本記事では、『羅生門』の記述問題を例に、模範解答の分解から採点基準を組み立てるプロセスを具体的に解説。作問の仕上げとなる重要技術に迫ります。
根岸大輔|小論文塾メイジャーステップ
2026.05.01
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こんばんは、シン・中の人、一ノ瀬(@mAjorstep_jp)です。
慌ただしい新学期を抜け、やっと連休がやってきますね!気候のいいこの季節、どこかにお出かけされる先生も多いのではないでしょうか。ん?連日部活が…?お疲れさまです(´;ω;`)どの先生方にとっても、リフレッシュできる連休になりますように。
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さて、大好評の作問シリーズですが、楽しんでいただけていますか?
前回は、芥川龍之介『羅生門』を素材に、「難易度調整」と「設問の全体設計」について、根岸先生に伺いました。今回は最終回として、記述問題の採点基準の作り方について伺っていきます。記事の最後には、今回根岸先生が作問した問題を大公開!ぜひ最後までお楽しみください。
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採点基準はどう作るのか
(一ノ瀬):先生、記述問題の採点基準って、どうやって作ればいいんでしょうか。
(根岸先生):これ、よく聞かれるんですけど、私はやり方が決まっています。先に基準は作りません。まず解答を書きます。
(一ノ瀬):なるほど!
(根岸先生):模範解答をひと通り、少し長めに書いたあとに、「この解答ってどういう構造になっているのか」を分解します。
ポイントは「どこで区切るか」
(一ノ瀬):分解、というと?