赤本AIの正体-2年かけて分かったAI×教育の在り方-

「それでもAIは教師を超えない」と根岸先生。本記事では、『AI診断つき小論文問題集』完成までの2年間の試行錯誤をもとに、AI添削の限界と可能性、そして教師にしかできない役割について解説します。
根岸大輔|小論文塾メイジャーステップ 2026.05.08
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こんばんは、シン・中の人、一ノ瀬(@mAjorstep_jp)です。

連休は静岡県の古民家に家族で行ってきました。築100年越えの建物は、どこを切り取っても風情があり、とても豊かな非日常を過ごすことができました。子どもたちも大きくなり、家族が揃う時間も貴重になりました。楽しかった思い出を噛みしめながら、日常に戻りたいと思います(白目)

***

β版では、『AI診断つき小論文問題集』の全体像についてご紹介しています。

本記事ではその続編として、「AI添削の中身」に踏み込んでいきます!!

実はこの教材、完成までに約2年かかっています。
そしてその過程で見えてきたのは、単なる「AIはすごい」という話ではありません。

むしろ逆です。 AIは、そのままでは使えないということなんです。

今回は、開発の裏側をもとに、AI添削の本質を解説します。

***

AIは「そのまま使う」と失敗する

(一ノ瀬):AI添削というと、かなり精度の高いものを想像しますが、実際はどうだったのでしょうか。

(根岸先生):いや、最初は全然ダメでしたね。

(一):えっ、そうなんですか?

(ね):プロンプトをしっかり作らずに「添削して」と投げると、無難なことしか返ってこないんですよ。どの答案にも当てはまるようなコメントばかりで。

AIは賢いですが、「勝手に良い添削をしてくれる存在」ではありません。

むしろ、

  • 無難なコメント

  • 表面的な指摘

  • 誰にでも当てはまる助言

に収束します。

つまり、 AIは「平均的な添削」しかできないのです。

価値は「プロンプト」にある

(一):では、どうやって精度を上げたんですか?

(ね):答えはシンプルです。プロンプト設計です。評価の観点を全部こちらで決めるんです。論理、表現、考察など。それをプロンプトに落とし込む。

(一):それでうまくいったんですか?

(ね):いや、それでも全然ダメでした。

・評価観点は決めた
・プロンプトも書いた
・テスト答案も入れた

それでも、想定した評価にならない。何ヶ月も続いたんです…。

試行錯誤を重ね、2年の歳月を経て、やっと今の形まで完成しました。

それでも「AIは教師を超えない」

(一):こうなってくると、もう教員はいらないんじゃないてすか…

(ね):いらなくないです。100%必要ですね。

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