赤本AIの正体-2年かけて分かったAI×教育の在り方-
こんばんは、シン・中の人、一ノ瀬(@mAjorstep_jp)です。
連休は静岡県の古民家に家族で行ってきました。築100年越えの建物は、どこを切り取っても風情があり、とても豊かな非日常を過ごすことができました。子どもたちも大きくなり、家族が揃う時間も貴重になりました。楽しかった思い出を噛みしめながら、日常に戻りたいと思います(白目)
β版では、『AI診断つき小論文問題集』の全体像についてご紹介しています。
本記事ではその続編として、「AI添削の中身」に踏み込んでいきます!!
実はこの教材、完成までに約2年かかっています。
そしてその過程で見えてきたのは、単なる「AIはすごい」という話ではありません。
むしろ逆です。 AIは、そのままでは使えないということなんです。
今回は、開発の裏側をもとに、AI添削の本質を解説します。
AIは「そのまま使う」と失敗する
(一ノ瀬):AI添削というと、かなり精度の高いものを想像しますが、実際はどうだったのでしょうか。
(根岸先生):いや、最初は全然ダメでしたね。
(一):えっ、そうなんですか?
(ね):プロンプトをしっかり作らずに「添削して」と投げると、無難なことしか返ってこないんですよ。どの答案にも当てはまるようなコメントばかりで。
AIは賢いですが、「勝手に良い添削をしてくれる存在」ではありません。
むしろ、
無難なコメント
表面的な指摘
誰にでも当てはまる助言
に収束します。
つまり、 AIは「平均的な添削」しかできないのです。
価値は「プロンプト」にある
(一):では、どうやって精度を上げたんですか?
(ね):答えはシンプルです。プロンプト設計です。評価の観点を全部こちらで決めるんです。論理、表現、考察など。それをプロンプトに落とし込む。
(一):それでうまくいったんですか?
(ね):いや、それでも全然ダメでした。
・評価観点は決めた
・プロンプトも書いた
・テスト答案も入れた
それでも、想定した評価にならない。何ヶ月も続いたんです…。
試行錯誤を重ね、2年の歳月を経て、やっと今の形まで完成しました。
それでも「AIは教師を超えない」
(一):こうなってくると、もう教員はいらないんじゃないてすか…
(ね):いらなくないです。100%必要ですね。
