「設問に適切に答えられていない」答案、どう添削する?#4(最終回)

「設問に答えられていない」シリーズも今号で最終回となります。そして、次なる新シリーズは「作文になってしまっている小論文」です。この問題を解決するには、小論文を書くための【思考スキル】が必要です。どのような指導を通してこのスキルを身に着けさせればいいのか、根岸先生に伺います。
根岸大輔|小論文塾メイジャーステップ 2025.04.29
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こんばんは。シン・中の人(@mAjorstep_jp)一ノ瀬です。
新年度が始まり早3週間、みなさまいかがお過ごしでしょうか?怒涛の4月が終わりを告げようとしています。一ノ瀬は、軽い登山(ガチ登山ではありません。軽い登山です)が趣味なのですが、連休を使って久々の軽い登山に出かけたいと思っています。今年のGWは全国的にお天気にも恵まれそうです。4月を駆け抜けた全ての読者のみなさまが、リフレッシュできることを願っております。

***

さて、今号からサポメン登録の方限定の(途中から)購読記事となります。記念すべき第一回目は、これまでの「設問に適切に答えられていない」シリーズを終え、新シリーズ「作文になってしまっている小論文」をお届けします。こちらもありがち答案の代表例ともいえる間違いです。小論文指導において、まず生徒に理解させたい「作文」と「小論文」の違い。添削指導を通して、どのように伝えていけばいいのか、実際の答案例と添削例をもとに、根岸先生に伺っていきます!

「設問に適切に答えられていない」答案#4(つづき)

まずは、前号の続きから参りましょう。前回提示した答案例についてどのように添削するか、考えていただけましたでしょうか?

(人文系/課題論述型)
コロナ禍において、対面で接することや移動を避ける生活様式は、人間が持つ社会性や人とのつながりに変化をもたらしました。現在では行動制限が撤廃され、コロナ禍以前の生活に戻りつつありますが、あなたは他者と対面で接することの価値や意義をどのように考えますか。対面で接することのプラス面とマイナス面の両方に触れながら、あなたの考えを述べてください。
東海大学(公募制学校推薦型選抜)

こちらに、一ノ瀬の添削を書き込んでみました。

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